因島杜仲茶のダイエット効果

『 因島(いんのしま)杜仲茶ダイエット 』ブームの軌跡

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一向に陰りを見せないダイエットブームに沸く日本列島ですが、その中に、いまでは際立って目立ちもせず、かと言って忘れ去られもしない安定した人気を保ち続けているダイエット飲料があります。 かつて『 杜仲茶ダイエット 』として一世を風靡した"因島杜仲茶 "です。その大ブームは2006年の7月に突然訪れました。あるテレビ番組が「 今、厚生省が警鐘を鳴らすメタボリックシンドロームの抑制に絶大な効果がある飲み物 」として因島杜仲茶を紹介したのがきっかけでした。その後すぐに、因島杜仲茶は『杜仲茶ダイエット』大ブレークの波に飲み込まれて行きました。発売元の尾道の会社では、全国からの注文の山に応じきれず嬉しい悲鳴の連続でした。実はそれ以前に一度、みのもんた司会の健康番組にも因島杜仲茶が取り上げられて小さなブレークはあったのですが、親会社の事情などもあり、因島から杜仲茶の火が消えようとしていた矢先の出来事でした。 その後、そんな熱狂的な因島杜仲茶人気も次第に落ち着きをみせ、最近では安定した需要を維持し続けているそうです。


因島杜仲茶の特性

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因島杜仲茶の最大の効能は、内臓脂肪を効率よく分解・燃焼させるアディポネクチンという体内物質を増やす働きが抜群に優れているということです。そのため、いま流行(はやり)のメタボリックシンドローム対策に最も向いている健康茶と言われています。また因島杜仲茶は飲み方も簡単で、1日あたり約10gの杜仲茶の茶葉をただ煮出して飲むだけで、そのダイエット効果を期待できるのです。濃く煮出せば煮出すほど、その効果を発揮するのが因島杜仲茶の特徴です。しかしけして苦くはならず、小豆のような風味と飲みやすい味なのも因島杜仲茶人気の秘密かもしれません。地元因島の人たちはお茶として飲むだけでなく、料理に使ったり、お酒の割り水に使ったり、更にはお茶漬けにする人もいるなど、様々な利用法で愛用しています。ノンカフェインなので、子どもでも飲めることも因島杜仲茶の優れた点です。 おまけに、因島杜仲茶に含まれるゲニポシド酸という成分が副交感神経に作用して、ストレス緩和や高血圧、高コレステロールの低下にも役立つと言われています。


杜仲茶ダイエットとしての実力は?

因島杜仲茶のダイエット実験では、2週間で内臓脂肪が約半分になったというすごい記録も出ていますが、基本的には長く飲み続けて効果を引き出すダイエット飲料、あるいは健康飲料と考えるべきです。確かに因島杜仲茶のダイエット効果には素晴らしいものがありますが、あまりに極端な即効性は期待すべきではないと思います。 杜仲茶ダイエットの最大のターゲットは、やはりメタボリックシンドローム( 内臓脂肪症候群 )対策と言われていますが、因島杜仲茶の最大の効能であるアディポネクチンを増やす働きは、メタボリックシンドロームの特徴である高脂血症、高血圧、高血糖のすべてに効果を発揮します。単に体重を落とすだけでなく、肥満になる原因に対して、その症状を改善しながらダイエットを進めて行くのです。また因島杜仲茶には、タンパク質の他、カルシウム、亜鉛、カリウム、鉄などのミネラル類も多数含まれていて、血圧の高めの人にも副作用が無く、逆に低めの人の血圧を正常値まで引き上げる作用もあると言われています。